<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> 
<feed version="0.3" xmlns="http://purl.org/atom/ns#" xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/" xml:lang="ja">
<title>drecom_primaries1024のブログ</title> 
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://primaries1024.dreamlog.jp/" />
<link rel="service.post" type="application/x.atom+xml" href="http://cms.blog.livedoor.com/atom/blog_id=3774686" title="drecom_primaries1024のブログ" />
<link rel="hub" href="http://pubsubhubbub.appspot.com" />
<link rel="self" href="http://primaries1024.dreamlog.jp/atom.xml" />
<modified>2012-05-25T22:29:15Z</modified> 
<tagline><![CDATA[]]></tagline> 
<id>tag:blog.livedoor.jp,2010:drecom_primaries1024</id>
<author>
<name>drecom_primaries1024</name> 
</author>
<generator url="http://blog.livedoor.com/" version="1.0">livedoor Blog</generator> 
<copyright>Copyright (c) 2012, drecom_primaries1024 </copyright>
<entry>
<title>身勝手な賭けを</title> 
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://primaries1024.dreamlog.jp/archives/1962444.html" />
<modified>2010-12-03T03:11:13Z</modified> 
<issued>2006-05-31T03:11:47+09:00</issued> 
<id>tag:blog.livedoor.jp,2006:drecom_primaries1024.1962444</id>
<summary type="text/plain">（前日からのつづき）
こんなことを書くのは、それでもどうにか帰りの新幹線のなかで（めちゃめちゃ疲れていた。強行軍だったもの）もうしばらく、思う通りに進んでみようと思うことが出来たから。
一緒に仕事してくれているメンバーのことが好きだし、能力は僕より高いと思...</summary> 
<dc:subject>book crazy</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://primaries1024.dreamlog.jp/archives/1962444.html">
<![CDATA[（前日からのつづき）<br>
こんなことを書くのは、それでもどうにか帰りの新幹線のなかで（めちゃめちゃ疲れていた。強行軍だったもの）もうしばらく、思う通りに進んでみようと思うことが出来たから。<br>
一緒に仕事してくれているメンバーのことが好きだし、能力は僕より高いと思っているし。それを上手く引き出せない、もしくはひとつの方向にむけられていないのは僕に問題があるんだろうが、それは先に書いたように、最近の僕こそが本当に自分がしなければならないと思っていることを伝えていないからだろう。まあ、そう思わせてくれたのも1メンバーである、女性教員のおかげなのだが。<br>
<br>
ただ、いろいろなことを正直に伝えるのは難しい（伝えなくてもついてきてくれればいちばんいいのだが、と思わなくもない）。<br>
1つは、理解の度合いが異なる。<br>
もう1つには、政治的だけれども、帳尻を合わせなければならない方面への理解が異なる。<br>
そういったことごとは説明してしきれるものでもないし、僕自身でさえ矛盾だと思っていることも少なくはないし、もうひとつ、刻々と変わるものでもあるし。<br>
<br>
ただそうだよなー。<br>
先日、僕自身が上司に裏切られて手ひどい目に合わされ1週間以上他の仕事が手につかないような状態に追い込まれたこともあって、やや人間不信週間（月間になりつつある）だからな。でもそのことをいいわけに自分の手がふさがっていたことをいいたくもない（こうしてこのblogに書くのは、読んでる人だけは理解してほしいという、甘えと希求の表れなので許してほしい）。<br>
他人の悪口はいわない、でも事実を話せば悪口になってしまう、という状況って嫌だ。<br>
本人にはキツいことはいっぱいいうけど、陰で批判をするのは美徳ではない、という躾を受けてきたから。<br>
<br>
×　　　×　　　×<br>
<br>
珍しく今月は「HAMMER RECORDS」の原稿を半ばには書き上げていたのだけれど、なんか躍動感を欠くなー、嫌な人物ばかり出てくるなーと思って書き直すことにした。日曜日から月・火・水で書けるだろう、と安易に考えていたら、急に出かけることになって、執筆の危機が、…。<br>
諦めて書き上げている原稿を出そうか、でもそれも癪だ。1度、書き直そうと思った原稿を、どういった理由であれ出すなんて、…。物理的に無理だ、と思いながら、ふと、その日の夜までに○○から○○○が○○ら書く、でなければ書かない、という身勝手な賭けを思いつく。結果、帰りのＪＲのなかで○○ので、書くことに。そういう流れを生み出すにはちょうどよかったし、それでモチベーションを上げてくれたことには本当に感謝してるとこの場を借りて謝辞を。<br>
<br>
それで日曜日の夜と月曜日の夜（は気がついたら5時で、空がすっかり白んでいたのだが）で書き上げた。プリントだけして火曜日、朝、のぞみに乗る。東京にむかう車中で朱を入れ推敲の予定が爆睡。結局、帰りののぞみでチェックを入れた。<br>
<br>
×　　　×　　　×<br>
<br>
ま、もう少し前向きで頑張ってみます。<br>
ただ、なにかと切羽詰っているのは事実。<br>
それが僕だけでないのも確か。
<!-- BASENAME=http://primaries1024.blog.drecom.jp/archive/349 -->]]> 
</content>
<author>
<name></name> 
</author>
</entry>

<entry>
<title>方法論</title> 
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://primaries1024.dreamlog.jp/archives/1962442.html" />
<modified>2010-03-08T20:49:34Z</modified> 
<issued>2006-05-30T03:06:12+09:00</issued> 
<id>tag:blog.livedoor.jp,2006:drecom_primaries1024.1962442</id>
<summary type="text/plain">父の母の、祖母の葬式の間中、ずっと仕事のことを考えていた。それが申し訳ない。祖母にではなく、父に対して。つまらない息子だと思う。
仕事が上手くいっていないわけではないんだけどな。

3年ほどまえ、あるポジションについてある仕事を任された。それは「どうにかしろ...</summary> 
<dc:subject>lies and truth</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://primaries1024.dreamlog.jp/archives/1962442.html">
<![CDATA[父の母の、祖母の葬式の間中、ずっと仕事のことを考えていた。それが申し訳ない。祖母にではなく、父に対して。つまらない息子だと思う。<br>
仕事が上手くいっていないわけではないんだけどな。<br>
<br>
3年ほどまえ、あるポジションについてある仕事を任された。それは「どうにかしろ」という抽象的な役目だった。どうにかなった。仲間が、助けてくれたから。その先頭で旗を振れ、というのが当時、任された役目だったのだろう。誰かが先頭に立って方向なり意義なりを示す必要がある、前に出て踊れ、というのが与えられた仕事だったのだと思う。<br>
それはうまくいった。<br>
<br>
集団にまとまりを与える方法を2つ、知っていた。<br>
1つは、凡庸なリーダーの下に有能なメンバーが集まり、「こいつ、助けてやらないとしょうがないな」とメンバーたちが思い、文句をいいながらも自発的にまとまり、強い力をもっていくという展開。<br>
もう1つは、そのやり方に多少の問題を孕みながらも、強権を発動し、威圧的だと反感を買いながらも、それでもメンバーをぐいぐいと力づくで引っ張っていって、まとまりを持たせる方法。<br>
この2つは、大学のときに知ったやり方だ。リーダーを映画監督、メンバーをスタッフに置き換えてもらうといい。それ以外のやりかたをやろうとした撮影チームはことごとく失敗した。有能な監督に有能なスタッフ、というチームも。撮影期間中に監督とスタッフの間に溝が出来た。有能だとそれぞれ問題意識なり巨視的な視野なりをもつが、それは複数いらない。ひとつでいい。複数あると、それぞれが主張し出して失敗する。<br>
<br>
何かをやろうとするとき、自分がその先頭に立たない場合、そのリーダーの示すやり方が正解であろうがなかろうが、まずかろうが失敗する公算が高かろうが、極力、求められない限りは、ベクトルが反対の意見は吐かないように自分にいい聞かせている。事なかれなのではなく、ひとりの人間のひとつの視野で首尾一貫させないと失敗することが多い、と知っているからだ。<br>
なので、どんなケースでも、自分がそのリーダーたる場合もそうでない場合でも、そのやり方が正解がどうかはとりあえず二の次にして、ついてきてくれればいいしリーダーたる人物についていこうと思っている。<br>
そういう覚悟はある。というか、そういう覚悟を負っていざとなれば一人だけが責任を負うというのが、そのチームなりグループなりのリーダーの仕事であり権利であり義務である、と思っているんだけど。それは至極、当然のことだと思っていた。責任を問われることもなければ、負う必要もない人間が、あれこれ指示するなんて恥ずかしいことはしてはならないと、みんな知っていると思ってたんだけど。<br>
<br>
別に、いま自分が誰かからあれこれ越権的な指図を受けているわけでも、そういった意味で弱体化しているんだと情けないことを嘆いているわけでもないですが。<br>
でも最近、そういった方法論みたいなことで頭のなかがいっぱいなのは確かだ。<br>
<br>
強権を発動することに自信がなくなってるんだろう、きっと。仕事において。<br>
自分で指図を出しながら、自分で納得していないことがままある。逆だ。自分で納得のいっていない指示を、自分で出している。出さざるを得ないという状況が嫌なのだ。他人に迎合した指示を出すのが習慣になってきている気がする。<br>
<br>
ああ、そうか、他人に反発を食うことを恐れるようになってるんだな、と気づいた。いくつかの事件があってからだ。それを面倒だと思い、何でこんなことが理解出来ないんだろうと思い、理解出来なくてもいいからキミは（一通りの意見をいったうえで）ついてくるべきなんだろう？　と思ったけれどもそうはさせなかった。反発した人間を許した。本人はそう思ってないかも知れないけれど、外部的には守ってしまった。その他人の知らない矛盾が自分のなかでキツくなっている、ということもある。僕に共感していない人間を、外側には、いい仲間だと喧伝して維持していくことが。<br>
<br>
そんなことばかり、わざわざ新幹線にも乗り、片道５時間近くかかる道程を経てむかった葬儀の場で考えてしまっていた。<br>
軽いノイローゼかも知れない、と思い、軽くなくなるかもしれない、とちょっと思った。<br>

<!-- BASENAME=http://primaries1024.blog.drecom.jp/archive/348 -->]]> 
</content>
<author>
<name></name> 
</author>
</entry>

<entry>
<title>1度で十分なんだけど</title> 
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://primaries1024.dreamlog.jp/archives/1962413.html" />
<modified>2010-11-17T03:44:42Z</modified> 
<issued>2006-05-26T20:27:47+09:00</issued> 
<id>tag:blog.livedoor.jp,2006:drecom_primaries1024.1962413</id>
<summary type="text/plain">小説の感想をいってくれるのはうれしい。いわれなければ悲しい。
何のために書いているかといって、別にその人に読まれることだけを至上に考えて書いているわけではないし、強要するような権利はこちらにはないんだけれども、同じ書く仲間であって、私生活でもそれなりに親し...</summary> 
<dc:subject>book crazy</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://primaries1024.dreamlog.jp/archives/1962413.html">
<![CDATA[小説の感想をいってくれるのはうれしい。いわれなければ悲しい。<br>
何のために書いているかといって、別にその人に読まれることだけを至上に考えて書いているわけではないし、強要するような権利はこちらにはないんだけれども、同じ書く仲間であって、私生活でもそれなりに親しくしている間柄であったりすると、まあ一言二言いってほしいと思うのが人情ってもんじゃなくって？　<br>
いや、今日の論旨は、感想をいってくれ、ではない。<br>
その数少ないいってくれる人のなかに「一回しか読んでないんだけど」とか「さっと読んだだけなんで」とかいわれる人がいる。<br>
「2、3度しか読んでないから」<br>
なんていわれると、いや、それで十分なんっすけど、と思わず体育会系になって思ってしまう。<br>
1度、1度でいいのだ。1度読んで、それで印象に残ったところだけさっと指摘してくれれば。<br>
<br>
文学学校に行っていた時期、短ければ10枚程度、長ければ200枚とかの作品を2本ほど、一週間で読んで合評に参加するという、いま思えば相当に無茶なことをやっていた。僕はもちろん、どちらかといえば長い作品を平気で出すクチで、まあそれでも120枚とか。それを一週間で読んでくることを、なかば制度的にクラスのメンバーに強要していたわけなんだけれど、なかには、それを3回読みました、とか2回しか読めませんでした、とかいってくださるツワモノがいらっしゃる。<br>
<span style="color:#000099;">正直、僕は、他人の作品なんか1度しか読まない。</span>読めない、という方が適当か。間が空くならまだしも、続けて2度も読めるほど面白い作品なんてほとんどないよ、っていうのが本音だ。<br>
　<br>
テキスト的に読むならそれも可能だろう。<br>
その頃は読む側も書く側も、はっきり作家志望だったので、いわば読むことも書くことも研鑽、修行。なので、書かれる作品をテキスト的に読むことも必要だった。それはそれで、アリだった。<br>
ここ最近の僕は、小説をテキスト的に読む気も読む必要もない。書く場合だっていつぞやのように「これでプロ作家に」とか「これで純文学の新人賞を獲って」なんて野心なく書いている。ただの娯楽、でも最上の娯楽であればいいと思う。<br>
なので1度の読み捨てで構わない。ただ一言、「面白かった」か否かを答えてくれれば。もう少し詳しく「ほにゃららの場面が面白かった」とか「○○の科白ってカッコいいよね」とか「△△するところはちょっとどうかと思っちゃった」などといってくれれば。<br>
<br>
娯楽であっても自分の作品にはいろいろなものが滲み出す。<br>
高度な、テクニカルなスキルが小説を書くという行為にはそれほど要求されないので、それだけプレーンに出ると思うのだ。自分の思考や嗜好というものが。なので、批評はしやすいと思う。<br>
これがテクニカルなスキルを要求するものになると「きっとこの作者はこうしたいんだろうけど、まだ技術がついてきてないんだな。それとも、そんな気はまったくなくってセンスがないだけなのかな？」とか迷うことになる。<br>
<br>
センスって面白い。何がって人それぞれ違う。<br>
新しく知り合ってその人の人格とか責任のとり方だとか偏愛だとかを好ましく思ってつきあい始める。だんだんと作品や何やでさらに深く理解出来ていく。そういった過程は素敵だ。みんながみんな、好ましく思える相手とはならない。こいつ、いいな、とこいつ、上手いな、とが両立したとき、長くつきあえるだろうな、と思えたとき、ちょっとしたライバル心なんかもくすぐられたりする。<br>
先達としての楽しみも少しはある。<br>
そういった出会いの最初の時期は、それでもセンスの微妙なズレが楽しい。<br>
「へーっ、こういうこと考えるんだな」とか「ああ、こういうのをイイと思うんだ」という発見がある。<br>
それがだんだん、一緒に映画を観にいったり、そのよかった点なんかについて話し合ったり、互いの作品のよかったところを話し合ったり、一緒にM―１を見て笑うツボが似ていたりとかして（たとえですよ。あくまで）、センスの共有が図られてくる。それもまたいい。積み重ねの先に似てきたり、理解しあえたりするもの、そういうものもあると思う。センスについてだって、あれこれ言葉に置き換えて交換しあわないと判らない、言葉に置き換えれば判る。<br>
僕は自分自身が何を好きなのか、どういう作品をどういう言葉で書こうとしているのか、どう書けば自分で納得がいくのか、激しく模索していた生真面目な時期があって、その頃は出来る限り自分の思考を言葉に置き換えていってみようとしていた。その記憶がいまも残っているので、他人にもそれを強要したりするんだけど、そのレッスンは結構役に立ってるみたいだ。<br>
<br>
論旨を戻せば、まあ結局のところ、１度、読んでくれればいいのだ。<br>
それだけで、軽く感想をいってもらえるような作品しか、本人に書いてる気がないので。プロの作家の作品だって、続けて2度も読んだりすることは稀だろっていつも思っている。1度さっと読んだだけだから、と遠慮がちにいわれたりしたときには。<br>
<br>

<!-- BASENAME=http://primaries1024.blog.drecom.jp/archive/347 -->]]> 
</content>
<author>
<name></name> 
</author>
</entry>

<entry>
<title>後戻りはできないだろ？</title> 
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://primaries1024.dreamlog.jp/archives/1962410.html" />
<modified>2010-03-08T20:48:19Z</modified> 
<issued>2006-05-24T22:27:05+09:00</issued> 
<id>tag:blog.livedoor.jp,2006:drecom_primaries1024.1962410</id>
<summary type="text/plain">大学時代、僕は本当に多くのことをＫから教えてもらった。
映画と演劇についての基本的な事柄ならほとんどすべて。哲学やアカデミックないろいろな語彙についても同じ。何も知らないで粋がっていたんだと思う、それまでの僕は。
彼に、体系を理解するための基本的で必要な情...</summary> 
<dc:subject>lies and truth</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://primaries1024.dreamlog.jp/archives/1962410.html">
<![CDATA[大学時代、僕は本当に多くのことをＫから教えてもらった。<br>
映画と演劇についての基本的な事柄ならほとんどすべて。哲学やアカデミックないろいろな語彙についても同じ。何も知らないで粋がっていたんだと思う、それまでの僕は。<br>
彼に、体系を理解するための基本的で必要な情報や言葉やを教えられ、それでようやく、いまみたいに小癪で斜に構えた考え方も出来るようになったというわけ。<br>
<br>
大学を卒業してから、Ｋとはずいぶん疎遠になった。<br>
彼は多分、弟子としての僕に飽き、僕は親殺しの通過儀礼として彼の庇護から離れることを無意識のうちに詮無いこととして考えていたのだろう。<br>
たまに手紙のやり取りなんかはあったが、それも数年で途絶えた。東京にいる友人を介して、互いの所在を知り、機会があればこれもその東京のとてもニュートラルな友人の段取りで新宿でビールを飲んだりすることはあったが。<br>
<br>
<span style="color:#000099;">そのＫからメールが届いた。<br>
Ｋはテクノロジーから取り残された男だ。</span><br>
最新鋭のテクノにもノイズにも通じ、いちはやく映画についての情報を入手もし、哲学の世界にも通じてはいるのだが、実生活においての彼は、僕と同い年にしてはやくも隠遁した風であり、現代から取り残された風でもあり。なにより彼は、ＰＣでネットサーフィンすることもなければ、携帯電話も所有していなかった。それは悪いことではない。ただ、通じにくい。ましてや遠距離の友人という位置づけでは、この2つのツールを欠くと、あとは手紙しかない。そして申し訳ないけれども、ここ最近の僕は積極的に手紙を書こうとはしていない。<br>
手紙を書くという行為は、その書かれる対象としての相手の価値を、率直に露にしてしまう行為だと思う。メールはそうではない、その人に価値がなくとも「取り合えず」で書けてしまう。<br>
<br>
かつて、Ｋがこう書いてよこしたことがある。<br>
「最近はアレを聴いてるだの、映画は○○がよかっただの、インプットの情報をただ書くのもどうかと思う。自分では何も創造していないのに、既成の作品をよかっただのよくなかっただの書くことに嫌気がさしてきたよ」<br>
確かに、この当時僕とＫとの間でやり取りされた手紙は、音楽にしろ映画にしろ小説にしろ、その評価と感想と批評に塗れている。そしてそれしかない。一緒に何かを創作しようにも、互いに遠距離を置いているのだからそう容易にはいかない。互いの創作についてなら、特に彼の方が、あまり鋭く正直に切り込んで来ることもなかったし。一時、まだ若かった頃はそれが多少ならずとも不満で、感想をせがみ強要したこともあったが、いまはそうすることを不毛だと思う。感想がない、ということが感想である、といまなら判るし、別にＫの感想があろうとなかろうと、僕はそれをすっかり鵜呑みにするということもなくなっていたので、何ら変りはしなかったわけだし。<br>
<br>
Ｋからメールが届いたからといって、正直特に驚かなかった。驚かなかった自分にちょっと驚いた。それから少し悲しい気分になった。<br>
かつてＫから手紙が来ると僕は子供のようにはしゃいだのに。そうではなくなってしまっていた。<br>
ああ、Ｋのことを友人の一人としては好きだが、かつてほど、自分の思考の基盤として、必要としなくなっていたのだな、という発見があった。発見は実はずいぶんと前に、やりとりが疎遠になった頃にしていた筈なので、再確認か。<br>
<br>
仕事と生活上のやむない事情で携帯電話を持たざるを得なくなったのだ、とＫはメールに書いていた。<br>
2、3日おいてから僕は返信し、その夜に電話で話す機会をもった。<br>
<br>
<span style="color:#000099;">Ｋはあまり変わっていなかったので、ひどく変わった印象を僕はもった。<br>
大仰だけれど卒業してからもう10数年も経ているのだ、時代が変わっている。なのに変わらないＫを僕はスゴいと思った。</span><br>
そして当然のことなんだけど、変わってしまった僕と（意識はなかったんだけど）Ｋとでは、会話にも考え方にも話題の選び方にもちょっとした呼吸にも、なんともしがたいズレが生じていた。<br>
僕にしては珍しく長電話なんかしたのだけれど、結局、途中で僕が巻いてしまった。ある話題になったときに、「そういう話はメールでもいいから」といって切り上げてしまった。不躾だったと反省はするが、少し譲ってつきあってしまっていたら、僕は激しく後悔していただろう。申し訳ないが、そういった電話の掛け方ひとつとっても、相手のスキルの未熟や配慮の不足が我慢できなくなっていた。<br>
<br>
会話の途中で共通するある友人の話になって、<br>
「○○って大学の研究室に残ってるらしいぜ」<br>
というＫに、<br>
「へえ、そうなんだ。それって○○的には失敗してんだろうな、あいつの人生ってうちの大学の研究室なんか歯牙にもかけないってコース設計だった筈だろ。笑えないよな」<br>
と僕は答えた。<br>
電話のむこうで違和感を感じたような空気がはっきりと流れ、少しの間をおいてからＫはこういった。<br>
「勝ち組とか負け組みとか考えるタイプなのか？」<br>
指摘されるまで判らなかったけれども、ああ、いわれればそうだ。結構、（その言葉自体は薄っぺらというか品がなくってキライなんだが）いわゆる「勝ち組」とか「負け組み」とか考えちゃってるかもな。人生ってゲームみたいなもんだとは確かに思ってるし。<br>
まあ、それよりも社会的なスキルを身につけ他人をコントロールすることには興味がある。人間関係をうまくこなし、洒脱に何でも出来て、要領よくこなせることはカッコいいことだと思う。その辺りの価値に対する優位性は、Ｋと一緒に大学の巨大な図書館のラボで映画を観て涙していたような頃にもあった筈だが、優先順位ははるかに違う。他人に興味なんかなく、判るヤツだけでつるんでいればよかった、そんな年頃ではもうなくなっちゃってる。自閉的とはいわないけれども、趣味はあくまで趣味であり、それは人間関係の隙間にはさまれる栞のようなものに過ぎない。ひとりでは生きていけない、ではなく、ひとりでは生きていかない。<br>
<br>
その電話で僕はいろいろ自分が変わったことに気付かされ、そして変わっている自分のことを好きだと改めて認識もした。<br>
もちろん、そうではなかった、Ｋと同じ位置にいた時期があったからこそ、いまの自分もあるし、かつてそうであったことはとても大切で、そうであった自分もとても好きだ。<br>
<br>
Ｋとはずいぶん違う位置に立ってしまっている。それでも、その電話で僕らは、リリースされたばかりのｐｓｂの新譜について話し、盛り上がったことは書いておかなきゃね。なかでも特に好きな曲を挙げていったら、ほとんど一緒だった。<br>
まあ、雀百まで、…ってことで。それは否めないし、否まないよ。<br>

<!-- BASENAME=http://primaries1024.blog.drecom.jp/archive/346 -->]]> 
</content>
<author>
<name></name> 
</author>
</entry>

<entry>
<title>より欲しくなってるんだ　『FUNDAMENTAL』ｐｓｂ</title> 
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://primaries1024.dreamlog.jp/archives/1962408.html" />
<modified>2010-03-08T20:47:37Z</modified> 
<issued>2006-05-22T23:06:34+09:00</issued> 
<id>tag:blog.livedoor.jp,2006:drecom_primaries1024.1962408</id>
<summary type="text/plain">『リバティーン』のサウンドトラックを探している、というのだ。
劇場で見たんだけど、それからはどのショップで見てもないのよー、という。本当に見たの？　と僕。
ハワード・ショアが音楽をやっていた『戦慄の絆』のサウンドトラックはずいぶんと長い間、発売されなかった...</summary> 
<dc:subject>positive music</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://primaries1024.dreamlog.jp/archives/1962408.html">
<![CDATA[『リバティーン』のサウンドトラックを探している、というのだ。<br>
劇場で見たんだけど、それからはどのショップで見てもないのよー、という。本当に見たの？　と僕。<br>
ハワード・ショアが音楽をやっていた『戦慄の絆』のサウンドトラックはずいぶんと長い間、発売されなかった。著作権だか版権だかの問題で訴訟がおきていて発売出来なかったというのがその理由。<br>
「劇場で見たのは幻で、『リバティーン』のサントラもないんじゃない？」<br>
彼女にいわれてから僕も探してはいたのだ、ふらりとＣＤショップに立ち寄ったときに、まあ、ついででだけど。マイケル・ナイマンだから出ててもおかしくはないんだけどなー、売れるだろうし。<br>
ナイマンの場合だと、まずサウンドトラックのコーナーを見て、それから作曲家別のコーナーも見て、次に現代音楽の棚も見なければ、本当に「ない」と確認は出来ない。<br>
作品自体はよかったの？　と訊ねた僕に、<br>
「主演がデップで音楽がマイケル・ナイマンで、本当よかったなーって感じの映画」<br>
という評価だけに、興味はある。いやもちろん本編自体にではなく音楽に。まあ相変わらずのナイマン節だろうな、と思うものの。<br>
ナイマンのベストは『数に溺れて』と『ピアノ・レッスン』と『プロスペローの本』だと思っている。他はどれもこの3枚のエピゴーネンだなどといわれれば熱狂的なナイマン信者には叱られちゃうだろうな。<br>
いや、好きだよ、ハワード・ショアの次に、神戸までに観に（聴きに）行ったこともあるよ、本当。<br>
<br>
それをこの日、見つけた。<br>
彼女は歓喜の声を上げていたけれど、ほら、キミが劇場で目撃したっていうジャケットとは全然違うじゃないか。やっぱりそれは幻だったのでは？<br>
『リバティーン』のサウンドトラックのジャケットには、デップ様の肖像はおろか、映画本編を匂わすものは少しも使われてなかった。やっぱり版権だかの問題を孕んでるんじゃないかな。映画自体はもう数年前の映画だしな、きっと『チャーリー』人気でまたデップ熱が再燃したもんで、旧作をDVD発売する目途でも立てたんだろう。それゆえの劇場公開に違いあるまい、と意地悪で詮索好きな映画ファンは考える。<br>
<br>
<span style="color:#000099;">彼女が待望のサントラを見つけたそのとき、僕は発売されたばかりのペットショップボーイズの新譜を視聴していた。</span><br>
前作『リリース』は試聴して、結局、買わずにすませたのだ。<br>
いい曲だなーと思うのは数曲あったが、なんだかどれも似た印象だった。物足りなさそうな気がしたんだ、確か。<br>
それがどうだろう、<span style="color:#000099;">ｐｓｂの新作<a href="http://www.toshiba-emi.co.jp/international/artists/petshopboys/" target="_blank">『ファンダメンタル』。</a>いいよ。</span><br>
のっけからジャーマンテクノっぽい、っていうかデペッシュみたいなダークなイントロで幕を開け、そのまま（デペッシュと違い）悪趣味なほど豪華なメロディが怒涛のごとく押し寄せる。<br>
ディスコだよなー、やっぱり。ハウスだのテクノだのはどうでもいい、やっぱディスコだよ。<br>
<br>
ＣＤに限った話ではないにしても、それを購入したときの記憶、あるいはエピソードって大切だ。<br>
大切な記憶になり、それが自分の人生のなかで予期もしなかった意味をもつようになる。<br>
『リバティーン』のサントラを探していた彼女は、実は僕が以前、あるＣＤをプレゼントしようとふと思い、いざ購入の段になってそれが廃盤になっていることを知り、それからビニルマニア（というほどのものでは本当はない、っていうかＣＤだからな、ビニルではないが）の血がちょっとだけ騒いで、結局さんざん探しまわって偶然見つけた、あのエピソードの彼女でもある。<br>
そしてそのＣＤもまたｐｓｂの名盤中の名盤『behaivour』なのだった。まあそこに運命というか世界の不思議を感じ取りたくなったとしてもいでしょ。<br>
<br>
何より、女の子と一緒にＣＤショップに立ち寄り、そこで偶然それぞれが求めていた盤を購入し、同じショップの袋を提げて帰るって光景はなかなか仲良さそうでいいじゃんって話なんだけど。<br>
<br>
<span style="color:#000099;">Give me hope.<br>
keep me sane.<br>
indefinite leave to remain.<br>
All the worlds.that I saw. I went so far away.<br>
And still wanted you more.<br>
<br>
希望を僕にくれよ<br>
それから正気も保たせてほしい<br>
ついでに永住資格まで<br>
<br>
たくさんの世界を見てきたけれど<br>
もっと遠くまで行くけれど<br>
キミのことをいま以上に、<br>
より欲しくなってるんだ<br>
<br>
（『Indefinite Leave To Remain』誤訳：abiko masahiro）</span><br>
<br>
<br>

<!-- BASENAME=http://primaries1024.blog.drecom.jp/archive/345 -->]]> 
</content>
<author>
<name></name> 
</author>
</entry>

<entry>
<title>読書ガイドが必要？</title> 
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://primaries1024.dreamlog.jp/archives/1962398.html" />
<modified>2010-03-08T20:47:19Z</modified> 
<issued>2006-05-21T23:36:32+09:00</issued> 
<id>tag:blog.livedoor.jp,2006:drecom_primaries1024.1962398</id>
<summary type="text/plain">仕事上での大きなイベントがひとつ終わり、昼間にみんなで心斎橋でお茶を。
簡単な打ち上げ、とまではいかないが、13人が飛び込みでお茶できる大バコなんてあったっけ？　みんなが右往左往するなか、僕がその店を見つけた、というか思いついた。それが今日いちばんの僕の働き...</summary> 
<dc:subject>book crazy</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://primaries1024.dreamlog.jp/archives/1962398.html">
<![CDATA[仕事上での大きなイベントがひとつ終わり、昼間にみんなで心斎橋でお茶を。<br>
簡単な打ち上げ、とまではいかないが、13人が飛び込みでお茶できる大バコなんてあったっけ？　みんなが右往左往するなか、僕がその店を見つけた、というか思いついた。それが今日いちばんの僕の働きだった気がするなー。<br>
<span style="color:#000099;">まあ、スイーツのお店には詳しいので。梅田と心斎橋は庭だと吹聴しているんだけど、その面目が今日も保たれた形。</span><br>
<br>
ブキッシュな女の子から『都会のトム＆ソーヤ』を勧めてもらった顛末は、そのイベントに絡む。<br>
中学受験生の保護者を対象とした大掛かりな説明会を毎年この時期に実施している。今年は心斎橋でホテルの会議室を借りて、やった。<br>
水曜日までずっと死んでいたのもその準備のせい。<br>
その会に配る資料のひとつとして、4年生や5年生の生徒に勧める読書リストを挟んでいる。<br>
「うちの子、ぜんぜん本読まないんです。なんかお勧めの本とかないですか、先生」<br>
と訊かれる教員は少なくないだろう。僕も、かつてはしょちゅう訊かれたけど、その問いに対する答えは、はっきりいってない。<span style="color:#000099;">生徒に限らない、自分から読まない、つまり読む習慣のない人が、勧められた本なんか読めるわけがない。<br>
そういう場合の多くは、<br>
「一緒に本屋にいって、本人か面白そうだなと思ったヤツをまず買ってやってください」<br>
と答えてきた。いまもそう思っている。読書なんて他人から勧められてするものではなく、他人から勧められて面白いと思えるものでもない。まず自分が「面白そうだな」と思わないと。話はそこからだ。</span><br>
<br>
読書の習慣をつけるために環境は大きいと思う。<br>
いちばん簡単なのはお母さん、お父さんが楽しそうに本を読むことだろう。親がＴＶしか見ないのに、本を読もうとする子供はいない。そのきっかけがない。<br>
<br>
父親が本を読む人だった。読む人は本に詳しい、詳しいと与えるコツも判るらしい。<br>
母親は少しも読まない、駄目だなー、と思っていたけど、よくよく思い出してみると母親は夕食時にラジオをつける人だった。食事時にＴＶはつけない、ラジオを聴きながら食事をする、というのが長い間の習慣だった。そうか、正直、母親から得たものってなかったように思っていたけど、もしかしたら音楽を聴く素養みたいなものはこのときに母親から得ているのかも知れない。<br>
<br>
他人に勧められて、習慣のない読書に勤しまされる。<br>
強制的に読書させられるというのはさぞかし苦痛だろう、そうやって生徒に本を勧めることには懐疑的だが、でも保護者から少しのニーズでもあるのなら看過は出来ない。そう思って2年ほど前に作ってみた。要は、われわれ教員の推す読書ガイドである。<br>
いざ着手してみると、意外とみんな本を読んでいなかったり、という発見もある。僕らが面白いと思っていた本が結構、絶版になってもう入手困難だったり、これは僕自身のことだけど、やはり小説しか読んでいなかったり。<br>
総合的な、理系に寄った随筆やなんかもちゃんと含んだ、現代性も古典もフォローしたいいリストを作るのはなかなか難しい。作業として楽しいけれども。<br>
<br>
現代的なエッセンスも含む、という点でそのブキッシュな女の子に助けてもらったのだ。<br>
休憩時間にちょっと、と呼び出し、<br>
「さっき何、読んでたの？」<br>
と訊ねた。そうやって呼ぶことはほとんどないので最初は不安気な訝し気な顔をしていたけれども、これこれこうでキミらが最近どんな本を読んだりしているのか教えて欲しいんだというと、顔がぱあっと輝いたのがひどく印象的だった。<br>

<!-- BASENAME=http://primaries1024.blog.drecom.jp/archive/344 -->]]> 
</content>
<author>
<name></name> 
</author>
</entry>

<entry>
<title>最近の読書</title> 
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://primaries1024.dreamlog.jp/archives/1962159.html" />
<modified>2011-11-26T03:42:13Z</modified> 
<issued>2006-05-20T02:31:20+09:00</issued> 
<id>tag:blog.livedoor.jp,2006:drecom_primaries1024.1962159</id>
<summary type="text/plain">いよいよ本を探すアンテナの精度にも陰りが見えてきたようで、いまひとつどころか2つも3つも読書は不調。
『おかしなふたり　岡嶋二人盛衰記』を読みちょっと泣いた。
とてもブキッシュで、休み時間になるととても楽しそうな顔をして小説を読んでいる女の子の国語を一週間に...</summary> 
<dc:subject>book crazy</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://primaries1024.dreamlog.jp/archives/1962159.html">
<![CDATA[いよいよ本を探すアンテナの精度にも陰りが見えてきたようで、いまひとつどころか2つも3つも読書は不調。<br>
<span style="color:#000099;">『おかしなふたり　岡嶋二人盛衰記』</span>を読みちょっと泣いた。<br>
とてもブキッシュで、休み時間になるととても楽しそうな顔をして小説を読んでいる女の子の国語を一週間に一度だけ担当しているんだけれど、その子に勧められた<span style="color:#000099;">『都会のトム＆ソーヤ/はやみねかおる』</span>を読んだ。<br>
胡散臭いなー、と思いながら手に取った<span style="color:#000099;">講談社現代新書の『若者殺しの時代/堀井憲一郎』</span>はまあまあ面白かった。クリスマスがいつから恋人同士のイベントになったのか、ディズニーランドでのカウントダウンがいつからこんなに盛り上がるようになったのか、TVのトレンディードラマに携帯電話が登場したのはいつからか、…といったタームで、80年代から若者が大人の搾取の対象になりゆっくりと殺されていっているのだ、といった結論は、やや大仰な感じがしないでもないがある一時代を回顧し総括したものとして面白く読めた。<br>
<span style="color:#000099;">リリー・フランキー</span>も読んだ。『東京タワー』ではなく<span style="color:#000099;">、『美女と野球』。</span>めちゃめちゃ下品。読みながら、中島らもを思い出した。どこが似ているかとつっこまれつと困るが。似ていない点は、中島らもが少しも女の匂いをさせないのに比べ、フランキーはやたらとセックスの匂いがその生活に漂っていること。女たらしの無頼派、って感じ。<br>
やはり、女たらしでなければ、と感銘を受けた。もとい、カッコいいっていいなー、と思っちゃった。繰り返すが下品は、下品。美女も野球もまったく出てこない。<br>
<br>
いまは<span style="color:#000099;">ギャンブル小説ばかりで編まれたアンソロジー『絶体絶命』</span>を読んでいる。<br>
阿刀田高や清水義範、星新一、と書き手は揃っているのに、面白くない、…。詰めが甘いんだろう。あまりドキドキしない。いつになったら絶体絶命になるんだろうか。<br>
あるブキッシュな女の子と「今、何読んでる？」という話になって、僕が『絶体絶命』を読んでるんだよー、といったら彼女は「知ってる知ってる」と答えた。読んだら貸そうか、といったけれども、まああまり期待しないで待っててくだされ。<br>
そのとき、僕は彼女がいま読んでいる本と交換することを考えた、そいつはロマンティックだろう！<br>
（最初から考えていたわけではない。それほど段取りよく女の子を口説く術を考えているわけではないので。なんとなく、読んでいる本を訊ねて、彼女が知ってる、と答えたのでそう思ったまでなんだけど）<br>
「何、読んでる？」<br>
と訊ねた僕に、彼女の答えは、<br>
「綾辻、『緋色の囁き』」<br>
残念、オレ、前に読んでるんだよね。<br>
仕方もなく、会話の持っていき場もないので僕は、<br>
「犯人、教えたげよっか」<br>
といった。<br>
「サイテー」<br>
といわれたけど、まあそうだよな。<br>
ちなみに犯人は　　　　　　です。
<!-- BASENAME=http://primaries1024.blog.drecom.jp/archive/343 -->
<a href="http://primaries1024.dreamlog.jp/archives/1962159.html">続きを読む</a>]]> 
</content>
<author>
<name></name> 
</author>
</entry>

<entry>
<title>「タイムマシンの引き出し」</title> 
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://primaries1024.dreamlog.jp/archives/1961641.html" />
<modified>2010-03-08T20:45:58Z</modified> 
<issued>2006-05-18T23:20:35+09:00</issued> 
<id>tag:blog.livedoor.jp,2006:drecom_primaries1024.1961641</id>
<summary type="text/plain">同僚でとても頼りになるオタのＷ先生から、電話が。頼んでおいたプリントの版下作成＆印刷が終わった、という連絡をくれたのだった。
彼がいまいる教室に、僕は翌日入る予定がある。どこに置いておきましょうか？　と訊ねてくれるので、そうだな、と考える。教室には僕が専有...</summary> 
<dc:subject>book crazy</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://primaries1024.dreamlog.jp/archives/1961641.html">
<![CDATA[同僚でとても頼りになるオタのＷ先生から、電話が。頼んでおいたプリントの版下作成＆印刷が終わった、という連絡をくれたのだった。<br>
彼がいまいる教室に、僕は翌日入る予定がある。どこに置いておきましょうか？　と訊ねてくれるので、そうだな、と考える。教室には僕が専有できているデスクがあった。そのデスクのどこかに、…と考えていると、<br>
<span style="color:#000099;">「タイムマシンの引き出しに入れておきますわ」</span><br>
と彼はいった。僕は電話口でめっちゃ笑った。タイムマシンの抽斗、か。上手い。その表現、いただき。<br>
<br>
ドラえもんがある種類の共通言語になって、たとえばまだ開いていない教室の前で「通り抜けフープ出してや」といったり、遅刻しそうなときに「どこでもドア」があったら、と思ったり、といったようなことは誰にだってあるんじゃないの。<br>
そういった現実とは紙一枚分違う、もうひとつの世界のことをあるお約束として語るのは結構楽しい。世代に因るところも大きいが、これを文化と呼ん差し支えはないだろう。<br>
<br>
Ｗくんと僕とでひとつのものを作った、言及すれば作ったのはみんななので、あるひとつのものをみんなで生むそのきっかけを2人で作った、という思いが僕のなかにある。彼がどう考えているのかは判らないが、僕らだけの、共有感覚を僕は勝手に持っている。<br>
それは昨年、夏の終わりに行った勉強合宿のことだ。<br>
5年生・6年生と行くその合宿は、6年生は勉強三昧、5年生には楽しいイベントをいくつも用意している。<br>
そのひとつが合宿中の一晩を使って行う夜のアトラクション大会で、そこで僕らは推理劇をやった。当初、みんなが無理だろうと、比較的消極的に取り組んでいたなかで、なぜかいつになく強気でその実行不可能性の高い企画を推したのがＷくんだった。僕はそのＷくんに乗った。出来ないだろうという大概の予想を2人で裏切るのが面白そうに思えたのだ。結果はみんなが一枚以上に噛んでくれたので大成功だった、という話は以前にもこのblogで書いている。<br>
<span style="color:#000099;">推理劇だよー、</span>まあ実行不可能だと普通は思う。<br>
芝居のなかで事件を起こし、生徒たちに推理させ、かつ（これがいちばん重要だが）満足させる。面白がらせる。そういったことが果たして素人の、そして死ぬほど忙しい夏期講習中の塾講師たちに可能だとはとても思えない。まあ、それが正常な判断だ。<br>
脚本を書いたのは僕だ。<br>
<br>
先日、『QED』の原稿を読み返したときに、あ、と思い出したことがあった。<br>
すっかり忘れていたし気付かなかったんだけれども、そのときの推理劇の基本構成・トリックなんていうとおこがましいから仕掛け、といっておく、その<span style="color:#000099;">仕掛けの元ネタが、ここにあった。</span><br>
先に掲載した「死体はどこに消えたか」は基本は錯覚の話である。叙述者が隠蔽しようとする「隙間」を理詰めで見つけていく。そういった物語だったのだけれど、5年生相手に仕掛けた合宿の推理劇で、やっていることは同じである。書いている当時は意識してたんかな。<br>
<br>
こういった、以前に頭を捻ったことが、後の自分を助けてくれるということがたまにある。<br>
蓄積だ、財産だと思うか、新しいことが生み出せなくなっていると悲観的に考えるかは人それぞれだろうが、まあ僕はわりと過去からの使者がやってくるようにして自分を救ってくれるというケースが嫌いではない。それはそう、タイムマシンの引き出しからやってくるみたいなんだ。自分の頭のなか、なんだけどね、本当は。<br>

<!-- BASENAME=http://primaries1024.blog.drecom.jp/archive/342 -->]]> 
</content>
<author>
<name></name> 
</author>
</entry>

<entry>
<title>探偵/『死体はどこへ消えたか』（解決編）</title> 
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://primaries1024.dreamlog.jp/archives/1961072.html" />
<modified>2010-03-08T20:45:21Z</modified> 
<issued>2006-05-17T23:57:43+09:00</issued> 
<id>tag:blog.livedoor.jp,2006:drecom_primaries1024.1961072</id>
<summary type="text/plain">水曜日は死んでいた。
どこでどう歯車が狂ったのか、なによりその狂いが自分の落ち度ではないこともまた歯がゆいんだけれど、いろいろ翻弄されて憔悴。
逃げた。たまにはいいだろう。
女の子のように衝動買いを繰り返し、夜になって部屋に帰りぼんやり過ごし、あれこれくだら...</summary> 
<dc:subject>book crazy</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://primaries1024.dreamlog.jp/archives/1961072.html">
<![CDATA[水曜日は死んでいた。<br>
どこでどう歯車が狂ったのか、なによりその狂いが自分の落ち度ではないこともまた歯がゆいんだけれど、いろいろ翻弄されて憔悴。<br>
逃げた。たまにはいいだろう。<br>
女の子のように衝動買いを繰り返し、夜になって部屋に帰りぼんやり過ごし、あれこれくだらないことを考え、結局ひとりで飲んで、活字に溺れたいとばかりに本を。現実逃避的であっても本はいいな。<br>
<br>
いまさらのように『QED』の、ずいぶん前に書いた小説なんかをUPしたのにだって当然、理由はある。<br>
箱崎モノをひさびさに読み返す機会があったのだ。<br>
それは僕の創造した探偵。まあミステリー好きにとっては自分の探偵を持つことはひとつの憧れであり、理想の顕現だ。<br>
<span style="color:#000099;">前にも書いたかも知れないが、御手洗とか鹿谷門実とか、エキセントリックな探偵は多いがどうなんだろう、鼻白んでしまうのは僕だけか？<br>
実際、あんなに奇癖があっていろんなことごとにこだわりがあって、不審を買ったり反感を買ったりしていてはおいそれと他人の機微なんかちゃんとキャッチ出来ない、人間関係の隙間を覗き見ることなんか出来ない、と思うんだけれどな。</span><br>
僕が過剰にクイーンに憧れている探偵エラリイ・クイーンは、とてもモテる。<br>
これはスゴい。探偵としてではなく何より人間として魅力的であり、何より異性から見て魅力的でもある。そうだよなー、そうでないと人間関係の裏を読み取りそれを整理し、ちらばったものを元の箱に戻すなんて出来ないよ、って思うんだけれど。<br>
<span style="color:#000099;">探偵って人間関係の整理屋、もとい調整係だろ。</span><br>
そういう探偵を作りたい。<br>
（…といって、下に挙げた作品の探偵の役回りが、十全にそういった魅力を発揮しているかといえば残念ながらそうではない。掲載されたもともとのサイトのコンセプトがそうだということもあるが、パズラーとしての魅力についてしか腐心して、…出来ていない。恥ずかしい）<br>
<br>
<br>
×　　　×　　　×<br>
<span style="color:#000099;"><br>
□解決編</span><br>
<br>
「詩織さん」<br>
　白川が声をかけるが詩織は聞こえていないふうで、ただ、そんなことって、ともう一度つぶやくようにいった。箱崎が青木と白川に目をむける。怪訝な表情の白川と憂鬱そうな青木。二人は心配気に詩織を、それから箱崎を見た。<br>
「白川さん」箱崎が声をかけると、白川はビクッと体を震わせた。<br>
「は、はい」<br>
「もう一度、確認しますが、あなたが窓から食糧庫を覗いたのは２時10分頃ですね」<br>
「ええ」<br>
「それは目を見開いて倒れている女性だった」<br>
　白川がええ、と頷いたとき、震える声で、そんな、違うわ、というのが聞こえた。箱崎も白川も、そして青木も詩織の方を見た。「何が違うんです」と白川が訊ねる。詩織の口唇が小刻みに震えている。<br>
　箱崎はいった。<br>
「詩織さん。恵子さんが見たといったのは男の死体だったのでしょう」
<!-- BASENAME=http://primaries1024.blog.drecom.jp/archive/341 -->
<a href="http://primaries1024.dreamlog.jp/archives/1961072.html">続きを読む</a>]]> 
</content>
<author>
<name></name> 
</author>
</entry>

<entry>
<title>ちょっと前の仕事/『死体はどこへ消えたか』</title> 
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://primaries1024.dreamlog.jp/archives/1961066.html" />
<modified>2010-03-08T20:44:53Z</modified> 
<issued>2006-05-16T23:16:46+09:00</issued> 
<id>tag:blog.livedoor.jp,2006:drecom_primaries1024.1961066</id>
<summary type="text/plain">『QED』という夢のようなサイトがかつてあった。まずお題が出る、そのお題にあわせてミステリーを書く。その翌週には解答編が発表されるので、その発表までの1週間に、閲覧者はあれこれ推理し、それを書き込み競うというもの。
ミステリー好きにはたまらない。とても知的なゲ...</summary> 
<dc:subject>book crazy</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://primaries1024.dreamlog.jp/archives/1961066.html">
<![CDATA[<span style="color:#000099;">『QED』</span>という夢のようなサイトがかつてあった。まずお題が出る、そのお題にあわせてミステリーを書く。その翌週には解答編が発表されるので、その発表までの1週間に、閲覧者はあれこれ推理し、それを書き込み競うというもの。<br>
ミステリー好きにはたまらない。とても知的なゲーム、ライブ感もあった。実際に、バーで朗読してそれをお客さん同士で推理しあう「生QED」というイベントもやっていた。<br>
<br>
×　　×　　　×<br>
<span style="color:#000099;"><br>
<span style="font-weight: bold;">「死体はどこへ消えたか」　</span>abiko masahiro<br>
□問題編</span><br>
　その後でけだるさが体のなかに残るのはいつものことだ。<br>
　ペンションの食糧庫だった。真上から見るとその部屋はＬ字型になっていて、所狭しと食材やさまざまなボトルやを置いた棚が幾重にも並べられている。部屋の性質上、半地下に造られていて天井すれすれのところに小さな横長の窓があった。窓のすぐ外は地面で、建物の外側から見れば窓は建物の床すれすれにあるということになる。食糧庫には出入り出来るドアが二つあった。南側のドアと西側のドア、青木はけだるさを体のなかに抱えたまま南側のドアから廊下へと出た。こんなところを見られてはまずい、ペンションの雇われオーナーというこの仕事が青木は気にいっていた。まさか、と思う。発覚すればこの仕事を追われるかも知れない。食糧庫を出る際、青木は一度、暗い室内を振り返って見た。窓から弱々しく陽光が差し込んでいる。棚の影が、埃の積もった床に整然と並んで落ちている。しんとしていた。先刻、誰かが入ってきたような気がしたのだが、……小さく悲鳴のような声が聞こえたように思ったが。青木は首を振る。いや、そんなわけがない。西側のドアは青木が立っている南側のドアのところからは見えなかった。誰かが入ってきたのだろうか。一歩そちらへむかって踏み出しかけて、やめた。そのまま食糧庫を出て、廊下の階段からキッチンへと上がっていった。<br>
　ロビーから宿泊客の白川が走って来るのと出くわした。<br>
「青木さん！」<br>
　ただごとではない様子だ。外から走ってきたらしく、息が上がっている。顔が紅潮している。<br>
「どうしました？」<br>
　青木は冷静を装って訊ねた。<br>
「ひ、人が」白川が切れ切れにいう。「女の人が死んでます」<br>
「どこで？」<br>
　嫌な予感が背中を走る。女が死んでる、という白川の言葉をすぐに本気で受け取ったわけではない。<br>
　予感はじわりと迫ってきた。<br>
「し、食糧庫で」　<br>
　青木はサッと体中から血の気が引いていくのを感じた。<br>
「食糧庫？」<br>
「ええ、外を散歩してたら、窓から見えたんです。地下の食糧庫で女の人が、目を見開いて倒れているのが」<br>
「まさか」<br>

<!-- BASENAME=http://primaries1024.blog.drecom.jp/archive/338 -->
<a href="http://primaries1024.dreamlog.jp/archives/1961066.html">続きを読む</a>]]> 
</content>
<author>
<name></name> 
</author>
</entry>

<entry>
<title>ジンをラムに変えると</title> 
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://primaries1024.dreamlog.jp/archives/1961063.html" />
<modified>2010-03-08T20:44:35Z</modified> 
<issued>2006-05-14T23:14:26+09:00</issued> 
<id>tag:blog.livedoor.jp,2006:drecom_primaries1024.1961063</id>
<summary type="text/plain">教室にこもって仕事をしていることは、今日は内緒。もちろん好き好んで日曜日に出勤しているわけではないが、入ったら入ったでまあそれなりに楽しんで、やることはやる。気に入りのCDを持ってくるのを忘れたのは痛い。夜遅くでも、そうでなくても、スタティックな時間をひと...</summary> 
<dc:subject>lies and truth</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://primaries1024.dreamlog.jp/archives/1961063.html">
<![CDATA[教室にこもって仕事をしていることは、今日は内緒。もちろん好き好んで日曜日に出勤しているわけではないが、入ったら入ったでまあそれなりに楽しんで、やることはやる。気に入りのCDを持ってくるのを忘れたのは痛い。夜遅くでも、そうでなくても、スタティックな時間をひとりで過ごすときには欠かせないのに。まあ、ワンパターンのヘレン・メリルにエバンズなんだけど。<br>
PCにむきあって集まってきているデータをペーストし、加工し、…ていると夜になった。<br>
電話がなる。約束がひとつあったのだ。<br>
「もう、出られるの？」<br>
と訊ねる。むこうの用事が遅くなるときか、終わって出られるよーというときか、いずれにしろこの時間に連絡を入れてもらうことにはなっていた。こちらも、どうにか終わったところ。タイミングいいー。<br>
<br>
この数日、飲んでる。仕事してるか飲んでるか。<br>
市販してるウィスキーには水？　が入っているんだったっけ。なんで？　保存が利くようにだったっけ。工場ではそれが混じっていない、つまりアルコール度数が低くなっていないモルトウィスキーが買えるんだそうだ。<br>
そんな薀蓄を聞きながら貰った山崎蒸留所樽出原酒もついに開けた。貰ったのはずいぶん前なんだけど、なかなか開ける機会がなかった。開ける意味が必要な気がしていたので。<br>
<br>
バーで一緒だった女の子が<span style="color:#000099;">ホワイトレディ</span>というカクテルを飲んでいて、僕は寡聞にして知らなかった。<br>
調べてみる。なるほど、<span style="color:#000099;">ジンとホワイトキュラソーとレモンジュースね（ちなみに、これが1/2、1/4、1/4である（笑））。</span><br>
ジンが好きではないので、ふーんと思ってただ見ていたら（そのとき口をつけたのは確かに美味しかったんだけれど<span style="color:#000099;">）、「ジンをラムに変えるとXYZになる」</span>と書かれてあった。お、これは好みの味かも。ショートだが。作ってみたい、と思う。<br>
<span style="color:#000099;">そうそう、カクテルに興味がわくと、まず飲みたいと思うより先に作れるかな？　と思うんだよな。</span><br>
で、ホワイトキュラソー、購入。ひさびさにシェーカーを取り出して振ってみた。<br>
（このときになって気づいたんだけど、部屋にあったのは普通に店で振っているのより小ぶりだった。慣れた分量でつくり出すと、ちょっと多い）。<br>
まあまあの味。今度、店に行ってプロのXYZを確かめないとな。<br>
<br>
奥がめちゃめちゃ深いことは承知でいうと、カクテル道の入り口は広いし、わりと入りやすい。<br>
この間もちょこっと書いたが、キューバリバーというカクテルなら、ラムをコーラで割ってるだけでそれらしい。もちろん、分量やレモンのアレンジを施すという細部のディティールは大切だけれど。ラムは、マイヤーズなら1500円くらいでボトルで買える。<br>
（前に入ったケーキのお店で、業務用だろうな、でかい2&amp;#8467;以上は入ってそうなペットボトルのラムを見たときは、なんか味気ないなーと思ったけれど。あれ、普通に買えるんだったら意外と重宝するだろうな）。<br>
<br>
僕は煙草もギャンブルもやらない、あえていうこともないだろうけど風俗もいったことがない。<br>
酒くらいいいじゃねえか、と思う気持ちはある。もっと上には上がいるしな。普通の人よりちょっと詳しくて少し自分で作れる、それが趣味になってるくらいでどうだろう？　紅茶道を極めようと勤しんでいる異性の友人がいるんだけれど、彼女から見れば「○○道を極めるのはそんな簡単なものじゃないのよ」とお説教もくいかねないけど、<span style="color:#000099;">大切なのはそれを生活のなかで活用することだと思うし、彼女もきっとそうしている筈だ。　<br>
本と映画と酒が好きで、それで少し生活に潤いが、愉しみが出来る、そのくらいがいい。</span>
<!-- BASENAME=http://primaries1024.blog.drecom.jp/archive/340 -->]]> 
</content>
<author>
<name></name> 
</author>
</entry>

<entry>
<title>Truth and Lies</title> 
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://primaries1024.dreamlog.jp/archives/1961050.html" />
<modified>2010-03-08T20:44:25Z</modified> 
<issued>2006-05-13T23:04:11+09:00</issued> 
<id>tag:blog.livedoor.jp,2006:drecom_primaries1024.1961050</id>
<summary type="text/plain">顔がめちゃめちゃイケてるわけでも頭脳が素晴らしく明晰なわけでもない。羽振りもけっしてよくはないしな。
なので、してあげられることなんて限られている。楽しい時間を提供すること、いろんな会話を一緒に楽しむこと。
まあ、他にも出来ることがあるとするなら、映画の見...</summary> 
<dc:subject>lies and truth</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://primaries1024.dreamlog.jp/archives/1961050.html">
<![CDATA[顔がめちゃめちゃイケてるわけでも頭脳が素晴らしく明晰なわけでもない。羽振りもけっしてよくはないしな。<br>
なので、してあげられることなんて限られている。楽しい時間を提供すること、いろんな会話を一緒に楽しむこと。<br>
まあ、他にも出来ることがあるとするなら、映画の見方を教えて上げたり。もうひとつ、小説に関してのいろいろを伝えることも出来るかも。偉そうだと思われるかも知れないけれど、これだけは譲らない。譲らないで、自負することで、いまの自分は保たれているし。<br>
そうだなー、<span style="color:#000099;">自信はないけど、夜遅くに軽くすませる食事くらいなら作ってあげられるかもな。<br>
一応、っていうとかつてのお客さんたちに叱られるだろうが、いく種類かのお酒を提供し、薀蓄なんかもスネ夫っぽくたれて、バーっぽい気分にしてあげられることも可能かしら。</span><br>
<br>
中学生の頃の友人たちがどいつもこいつもカッコいいヤツばかりだったというのはいまでこそ笑いながら自慢できることだけれど、スピンオフとして根深い劣等感を彼らが植え付けたことは否めない。<br>
洋楽オタクで身なりも顔もよくって、女子校の友人が多くいた彼らなら、当時からいろんなものをデートで提供していたんだろうと僕はジト目で羨望を送る。僕はそうではなかった。<br>
<br>
約束はしない、という誠実さもあるんだと思うが。<br>
した約束は守る。<br>
守れる約束しかしない。<br>
この2つの言い方の先にある事象としての結果は同じことだ。でも、なんか気分的に違うものがあるよな。<br>
ずっと一緒にいるという約束は守れるよ。忘れない、も守る。ウソはいわない（笑）　隠し事は、どうなんでしょ？　されたら嫌だな。ひとつ隠し事をされたら、他にもしてると疑う。僕自身がそう思われるのが嫌なので、隠し事はしないようにする。ウソをひとつついてそれがバレて、もっとたくさんついていると思われるのも嫌なので、つかない。あまり。<br>
<br>
約束についてもそうだと思うようになったのはいつ頃からか。<br>
これ、整合性の問題なんだよな。<br>
約束を守る、守れる約束しかしない。まあそれが僕なりの誠意の表し方でもあるんだけど、<span style="color:#000099;">ひとつ約束を破ってしまうと、「約束を守れなかったヤツ」というレッテルが付箋のように額に貼り付く（気がする）。そのレッテルはなかなかのことでは剥がせない。「約束を（一度でも）守れなかったヤツ」がつぎに約束を結ぼうとしても、その信頼の精度は「約束を破ったことがないヤツ」のする「約束」よりも劣ると思う。</span><br>
これは「遅刻しないヤツ」相手のときと「遅刻するヤツ」相手のときの時間に対する価値や厳しさも倣う。<br>
残念なことに、カッコいい連中がもっていて僕がもっていないものがたくさんあるので、僕は何か代わりのものを提供しないとならない。魅力の話だな。何か、伝えたり渡したりするに価値のあるものを持たねばならない。<br>
（何か恋愛講座めいてきたが、…。まあ、そんなことはなく）<br>
それが、約束を守るということだと思う。いまのところは。<br>
<br>
約束って期待が伴うでしょ。<br>
それがいいのです。<br>
いろいろ相手に訊ねるとき、質問者には期待する回答がある。思う通りの答えが戻ってくればうれしい。そうでなければ、まあ残念だ。でもその場できちんと答えられたのなら、自分を納得させる術もある。事実には従う。<br>
ウソをついたり隠し事をしたりするというのは、質問者のその期待に一度は応え、質問者を喜ばせたあとで、その喜びが偽りだったと思い知らせ、余計に落胆させることでもあるので。まあ、あまりよろしくないと思うぞ。<br>

<!-- BASENAME=http://primaries1024.blog.drecom.jp/archive/339 -->]]> 
</content>
<author>
<name></name> 
</author>
</entry>

<entry>
<title>最近の仕事/文字で答えて完結する</title> 
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://primaries1024.dreamlog.jp/archives/1961042.html" />
<modified>2010-03-08T20:44:10Z</modified> 
<issued>2006-05-12T02:47:36+09:00</issued> 
<id>tag:blog.livedoor.jp,2006:drecom_primaries1024.1961042</id>
<summary type="text/plain">■　――線部のときのシマの気持ちを四十字以内で答えましょう。　

あだ討ちだとジュナはいった。確かにそうだ、そしてそれは必ず果たさなければならないことなんだ、とも。
集まった誰もが賛成したわけではない、とシマは感じていた。あるものはヒゲをふるわせ、あるものは...</summary> 
<dc:subject>book crazy</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://primaries1024.dreamlog.jp/archives/1961042.html">
<![CDATA[<span style="color:#000099;">■　――線部のときのシマの気持ちを四十字以内で答えましょう。</span>　<br>
<br>
あだ討ちだとジュナはいった。確かにそうだ、そしてそれは必ず果たさなければならないことなんだ、とも。<br>
集まった誰もが賛成したわけではない、とシマは感じていた。あるものはヒゲをふるわせ、あるものはシッポを落ち着かな気に右左へとゆすっていた。ジュナもそのことに気づいているらしく、もう一度口を開きかけた。<br>
「これは正当な行為なんだ。やらなければならない」<br>
おどろいた顔をして声がした方に目を向けたのはジュナもだった。みんなが見た先にはキリがいた。キリが、鼻先をわなわなと震わせて、そこにいた。<br>
正当、か。あだ討ちに正当とか正当でないとかあるんだろうか。シマは兄の言葉を思い出した。こんな争いは無益だ、力をあわせれば、もっとわれわれは大きくなれる、そうすればヤマネコたちの好きにばかりさせやしないのに。<br>
そういっていたシマの兄も、リジーたちにやられたのだ。兄の復讐。そうだろ、シマ、お前だって兄さんのかたきを討ちたいだろ。誰かがシマにむかっていうが、彼は、兄自身がそのことを望んでいなかったことを知っている。殺される瞬間に兄は気が変わっただろうか。いまはこうして争ってはいるが、本当の敵はまた別にいて、われわれは協力しあわなければならいのではないんだろうか。<br>
「だろ、シマ」とキリが促すが、<span style="text-decoration: underline;"><span style="color:#000099;">シマは返事が出来ない</span></span>。<br>
<br>
×　　×　　×<br>
<br>
授業の目的はひとつで、合格させることだ。<br>
もしかしたら、目的のために経験をすること・努力を覚えること、だという教員もいるかも知れない。保護者の満足ももちろん大切だ。生徒とのコミュニケーション？　まあ、それもアリだとして。<br>
でも、結局はそんなもの、すべて志望校に受かるためのプロセスじゃないか。<br>
逆説的に考えてみれば、先に挙げたようなことごとをいくら素晴らしい形で提供出来たとしても、不合格なら水泡に帰す。合格したあとではじめて、そういったことごとも評価となる。<br>
受からせるためだったら何でもする（ズルいことはしない）。<br>
受かる力をつけるためだったら、何でもする。<br>
<br>
理解力のある生徒は多いが、結局のところ、それは文字にして書かなければ点数にならない。いくら口で上手く説明できても、女の子を口説くのとはフィールドが違う。<br>
文字を読み、考えて、頭のなかでまとめて、文字で答える。<br>
<span style="color:#000099;">考えるという行為は、（受験においては）文字で表現して完結する。</span><br>
もうひとつ、<br>
<br>
×　　×　　×<br>
<br>
<span style="color:#000099;">■　――傍線部「ガキ大将と嫌われ者とは違う」とありますが、どんな点が違いますか。両者を比較して、八十字以内で説明しましょう。　</span><br>
<br>
マンガ『ドラえもん』に登場するジャイアンは、いわゆるガキ大将だが、その実なかなか男気のあるヤツである。主人公・のび太をいじめたり、マンガ本を取り上げたり、空振りしたらなぐったりもするが、本当に困っているときには助けてくれる。<br>
「オレのこと、本当はみんな嫌ってるんだろ」とたまにいったりもするところをみると、結構ナイーブなヤツなのかも知れない。そしてなにより妹思いだ。<br>
ところで、クラスのなかにガキ大将という存在はいる？　イジメっこはいるだろう、仲間といっしょになって弱いヤツをせめるようなヤツ、こんなヤツはサイテー。ひとりじゃ何もできないクセに。逆に、ひとりで何を考えてるのかわからない、暗いコワイ感じのヤツもいるよね、そのクセ、人の嫌がることをするヤツ。こんなヤツも最悪。ひとりでいることが悪いわけではなく、むしろひとりで充実した時間を送れるというのはスゴいことなんだけど、友達を作らないで、嫌われるようなことばかりしていては、社会でくらしていくことは出来ない。楽しく生きていくことは出来ない。こういう連中は結局、自分のことしか考えていないのだ。楽しく生きるためにするべきことは、また別のときに考えるとして、話をガキ大将に戻すと、そいつはやっぱり「大将」と呼ばれるだけの何か魅力が、いいところがきっとあるのだ。ジャイアンはとにかく腕っぷしは強い、のび太をイジメはするけれども、いざというときにも絶対に見捨てたりはしない。根はやさしい。やさしいということはとても大切なことだ。たまにそのやさしさが押し売りになってしまいはするけれどもね。<br>
<span style="text-decoration: underline;"><span style="color:#000099;">ガキ大将と嫌われ者とは違う</span></span>、ただのワガママなヤツとも違う。そのあたりをきちんとわかってるヤツって、最近は少なくなってきたっていわれてるんだけど、どう？<br>

<!-- BASENAME=http://primaries1024.blog.drecom.jp/archive/336 -->]]> 
</content>
<author>
<name></name> 
</author>
</entry>

<entry>
<title>最近の仕事/「幻、あるいは映画的フラグメンツ」Backstage</title> 
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://primaries1024.dreamlog.jp/archives/1961029.html" />
<modified>2010-03-08T20:44:00Z</modified> 
<issued>2006-05-11T02:37:52+09:00</issued> 
<id>tag:blog.livedoor.jp,2006:drecom_primaries1024.1961029</id>
<summary type="text/plain">自尊心が強いというのはなかなか上手いいいわけだな。自分の弱さを隠すには。
自分が本当は必要とされていないと知ることも、陰でひそかに裏切られていることも怖い。はっきりそうだと確かめる勇気もないので、矜持や自尊心を保つ、といういいわけを用意して、そこから足早に...</summary> 
<dc:subject>book crazy</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://primaries1024.dreamlog.jp/archives/1961029.html">
<![CDATA[自尊心が強いというのはなかなか上手いいいわけだな。自分の弱さを隠すには。<br>
自分が本当は必要とされていないと知ることも、陰でひそかに裏切られていることも怖い。はっきりそうだと確かめる勇気もないので、矜持や自尊心を保つ、といういいわけを用意して、そこから足早に立ち去ったりもするのだ。その背中は強がりで満ちているだろうが、よく見れば肩は小刻みに激しく震えているに違いない。<br>
<br>
『詩学』の原稿を2度、見送った。<br>
先々月、本当は見送ったわけではない。書いて、送ったけれども何かの行き違いで編集部に届かなかったのだ。以前にもそういうことは何度かあった。ただ、これまでなら、編集部から「届いてない」旨の連絡が入るのがそういったときの常であり、再送するなりどうにか届かせる方法を探るなりして切り抜けてはきたのだ。<br>
4月号のときになるのかな、そのまま本は書店頭に並んだ。僕は本屋で原稿が掲載されていないことを知った。<br>
電話を入れると、編集長が「届いてませんでしたので」といった。<br>
次はどうしますか？　と問うと、<br>
「送ってください。次には掲載する。今後も原稿を書いてもらいたい」<br>
との返事だった。わかりました、といい僕は電話を切った。そのときは、釈然としないながらも書いて、送るつもりだった。いや、掲載されなかった原稿をとりあえずでも送り、ひと月遅れという形にはなるが、掲載してもらうつもりでいた。<br>
<br>
はたしてどうだろう？　と思ったのは少し経ってからだ。<br>
<span style="color:#000099;">今回、編集長は僕の原稿を掲載せずに雑誌を発行した。僕の原稿はなくてもいい、と判断されたということだ、と僕は考えた。間違っていないと思う。</span><br>
僕の原稿があろうがなかろうが、雑誌の売れ行きや中身に何ら変化はない。書いても書かないでも何ら変わることのない原稿を、僕は書いてたのか、…と、まあいまさらなんだけど考えた。<br>
<br>
翌月、僕は原稿を送らなかった。<br>
もし原稿が必要とされているなら、それが1読者であれ、編集部であれ、何らかの連絡があるだろう、と思って。<br>
そして本当はもう気づいていた。誰も、僕の原稿なんか待ってはいないということに。<br>
<br>
その翌月も僕の原稿は掲載されないまま、発行された。<br>
ひどく恥ずかしい気分になった。<br>
これまで自嘲的に、自分の書く軽薄な映画への偏愛を書きなぐった原稿なんか、現代詩を求める読者には何ら関係ない、いわばページ調整のうめくさであり、性質の悪い居候だ、などとうそぶくことはあったが、現実にそうだと知らされてしまっては。<br>
どうしたものかしら。<br>
思いついた方法は3つ。<br>
<span style="color:#000099;">1）このままF.O<br>
2）この顛末をコラムのなかで書き、あれこれいいたいことをいって終わらせる<br>
3）何食わぬ顔で書き続ける</span><br>
<br>
3）はひどく無神経だと思ったが、きっと大人の対応としては最も無難なやり方なんだろう。2）は大人気ないが、自分にいちばん合っている気はする。1）は犬が逃げるみたいだ。<br>
<br>
この水曜日は休日だった。<br>
それでも昼間は今月の末にあるイベントの下見にいそいそと出かけ、そのスタッフたちと別れたあとは、自分の教室にこもってあれこれ普段は出来ない雑多な仕事なんかを。<br>
そうしていると携帯が鳴った。電話だった。出るわけにいかなくないこともなかったけれども、ディスプレイを見ると、編集長からだった。留守電が入っている。聞いてみると原稿の催促だった。<br>
<br>
もちろん、僕は数年前に「書く」と約束をしたのだから、「やめます」ときちんと告げるか「もう結構です」といわれるかするまでは書く義務がある。なので、出稿していないいまの状態はズルい、と自分でも思っている。<br>
でも先々月、編集部は僕の原稿を掲載しないまま雑誌を発行している、これもまたズルいと思う。<br>
<br>
結局、その夜、帰ってからほんの30分ほどで仕上げた原稿を、僕は編集部に送った（出来は悪くないと思う）。<br>
そのなかで今回の顛末については一言も触れていない。いずれ、触れるつもりではいる（はやければ来月にでも）。<br>
<br>
自分の原稿が掲載されなかったからといって何も起こらない。その事実を直視せざるを得ないというのは辛いことだ。<br>
そして翻って、あまり性格のよろしくない僕はこうも考える。<br>
でははたして、ここに掲載されている他のコラム、他の詩は、本当に必要とされているのか？<br>
<br>
自尊心としょちゅう口に出してはいるものの、実際の行動ではそれを横に置いているように見える人は少なくない。<br>
たとえ弱小でも、全国誌に原稿が掲載されることはいい気分なんだろう。でも「こいつの詩なんか誰も読んじゃいないぜ」と笑われながらでも掲載されたいか？<br>
<br>
いくつかのリーディングの現場で、そういった扱いを受けている人を見てきた。「あいつ、また来ているよ」とオープンマイクのライブで陰口をたたかれるその場所に、居合わせたこともある。<br>
注目を浴びること、耳目に晒されることは、ある人たちにとってはゴールかもしれない。<span style="color:#000099;">僕はそうではない。自尊心で弱い自分をあやしながら庇護もしているので、陰であれこれいわれることに強くないので、裏切られることに強くないので、すぐに疑ってしまう。<br>
自分が本当に必要とされているのか。<br>
自分は欺かれていないのか、と。</span><br>
<br>
『詩学』の原稿は今年いっぱいで終わらせるつもりだと、昨年末からときどき口にするようになった。もしかしたら、だらだらと不恰好に来年も、その次の年も、続けているかも知れない。何らかの不測の事態が起こって、連載が暴力的に終了するかも知れない。<br>
まあ、この連載だけに限った話ではないんだけれど。<br>
とりあえず、今月末に店頭に並ぶ『詩学』には、拙稿は掲載されている筈。<br>

<!-- BASENAME=http://primaries1024.blog.drecom.jp/archive/335 -->]]> 
</content>
<author>
<name></name> 
</author>
</entry>

<entry>
<title>失ったものが（テーマ「パジャマ」）/『読む前に書け』</title> 
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://primaries1024.dreamlog.jp/archives/1961028.html" />
<modified>2010-03-08T20:43:50Z</modified> 
<issued>2006-05-09T23:02:52+09:00</issued> 
<id>tag:blog.livedoor.jp,2006:drecom_primaries1024.1961028</id>
<summary type="text/plain">『テーマ：パジャマ』

9時以降の外出であれば、目的地の如何を問わずパジャマを着用すること、という奇妙な条例が制定された当初は、世間の人も声高な反対こそしなかったが、多くは眉を顰めてみせた。それでも一年が過ぎる頃には、そんな無茶で不躾な習慣であれ人は慣れるも...</summary> 
<dc:subject>book crazy</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://primaries1024.dreamlog.jp/archives/1961028.html">
<![CDATA[<span style="font-style: italic;"><span style="color:#000099;">『テーマ：パジャマ』</span></span><br>
<br>
<span style="color:#000099;">9時以降の外出であれば、目的地の如何を問わずパジャマを着用すること、という奇妙な条例が制定された当初は、世間の人も声高な反対こそしなかったが、多くは眉を顰めてみせた。それでも一年が過ぎる頃には、そんな無茶で不躾な習慣であれ人は慣れるものらしい。その夜、僕は長沢と2人、バーからの帰りだった。時刻は12時なんかとうに過ぎて3時に近い頃。勿論、僕も長沢も間の抜けたパジャマ姿である。僕は丈の長い黒白ストライプ。長沢は赤字に白の水玉だった。<br>
「おい、あれ」<br>
程よく以上に酔いもまわり、足取りも覚束無い僕に、同じく怪しい足取りの長沢がいった。それから「見るな」と矛盾したことをヤツはいったが時すでに遅しだ。<br>
2つ程むこうの角を、知らない男の自転車の後にまたがり走り去っていくのが見えた。僕の恋人に違いない。見誤る筈がないのだ。なによりその姿は丈の長い赤白のストライプ。僕とお揃いだったのだから。</span><br>
<br>
×　　　×　　　×<br>
<br>
「時間は15分、テーマにそって400字原稿用紙一枚の作品を仕上げる。ジャンルは自由、散文詩でもエッセイでも小説でも構わない。ただし夢落ちは禁止とする」<br>
この前口上もなつかしいな。<br>
2001年のある時期から2年ほどだっけ？　僕が主宰していた<span style="color:#000099;">ワークショップ『読む前に書け』</span>で開始時に述べられていたのがこの言葉なのだ。<br>
時間内に即興でひとつの作品を仕上げる、僕はこれをとても知的なゲームだと思っていた。<br>
小説はじっくり腰を据えて書くものだ、とか、自分の魂を切り刻んで、…などと思われているけっして少なくはないだろう方々からしてみれば、とんでもない、小説以前のお遊びだとの指摘はまぬがれないだろう。<br>
しかし、それでも、僕はこの当時このゲームにこだわり、そしてそこで多くのものを得た。<br>
即座に対応する発想力だとか、サービスだとか、書き上げられた作品は朗読で発表というきまりになっていったので、声に出したときのリズムだとか、そういったことごとはもちろんなのだが。<br>
<span style="color:#000099;">なによりも僕がここで学んだのは「口惜しさ」だったのではないか、といまは思っている。</span><br>
同じ条件下で書き、同じ条件下で書かれたものを聞く。そのときあきらかに、自分の作品よりも「上手いな、コイツ」と思う作品に、作者に出会う。あの口惜しさ。<br>
本当におこがましいんだけれど、僕は自分がなによりいちばん上手いと思っている。<br>
自分にとって、自分の作品がいちばん好みの筈だ、という意味なんだけど。当たり前でしょ？　でも、なかには自分が書いた作品よりもいいものを書く人がいたのだ、それもけっして少なくなく。<br>
そのとき味わうのは自分の期待を自分の技量が裏切る、という奇妙な感覚。<br>
<br>
『読む前に書け』を諸事情でやめてしまってずいぶん経つ。<br>
辞める気はなかった、いくつかの都合がかみ合わなかったがための、ちょっとした休止のつもりだった。でも結局は辞めてしまい、その場所からさえずいぶんと遠のいてしまった。この選択は正しかったんだろうか？　という自閉的な子供じみた自問自答は、ある時期、しょっちゅうしていた。<br>
もう戻ることは出来ないんだけれど。<br>
<br>
失われたものはたくさんある、と思った。<br>
少なくとも小説に、書くことに関して、僕はあの場でいろんなものを獲得し、盗み、手に入れていた筈だ。<br>
それは目に見えないので、どれだけ失われているか自分では判っていないんだけれど。<br>
<br>
この日、ふとしたことで、とても小さい規模で、『読む前に書け』を追体験することが出来た。半ば以上は強引な僕の押しによるところだったのだけれど、意味は確かにあった。<br>
だってそれをしたことで、僕はいま書いたように、ずいぶんいろいろなものを失っていたと気づいたんだもの。<br>
楽しんで書くということもそのひとつだ。書いたものがほぼリアルタムで誰かに読まれるということが、とても気持ちいいことだということも、そういえば忘れちゃってたな。<br>
<br>
書くことが一義的でなくなって、仕事が、野心を原動力として仕事のいろいろ、スキルだったり結果だったり自己のパースペクティヴだったりを昇華させ、進化させることが、面白くてたまらなくなってしまっている。<br>
けれども、ひさびさに15分、即興でひとつ書いてみて、得た結論は「やっぱりオレって書くのが好きなんだな」だった。<br>
そして、<br>
「最近のオレって書くことについてはぜんぜん駄目だな」ということにも気づいたし。<br>
気づいたからには、どうにかしたいとも思ってるし。<br>
<br>

<!-- BASENAME=http://primaries1024.blog.drecom.jp/archive/334 -->]]> 
</content>
<author>
<name></name> 
</author>
</entry>
</feed>

