いよいよ本を探すアンテナの精度にも陰りが見えてきたようで、いまひとつどころか2つも3つも読書は不調。
『おかしなふたり 岡嶋二人盛衰記』を読みちょっと泣いた。
とてもブキッシュで、休み時間になるととても楽しそうな顔をして小説を読んでいる女の子の国語を一週間に一度だけ担当しているんだけれど、その子に勧められた『都会のトム&ソーヤ/はやみねかおる』を読んだ。
胡散臭いなー、と思いながら手に取った講談社現代新書の『若者殺しの時代/堀井憲一郎』はまあまあ面白かった。クリスマスがいつから恋人同士のイベントになったのか、ディズニーランドでのカウントダウンがいつからこんなに盛り上がるようになったのか、TVのトレンディードラマに携帯電話が登場したのはいつからか、…といったタームで、80年代から若者が大人の搾取の対象になりゆっくりと殺されていっているのだ、といった結論は、やや大仰な感じがしないでもないがある一時代を回顧し総括したものとして面白く読めた。
リリー・フランキーも読んだ。『東京タワー』ではなく、『美女と野球』。めちゃめちゃ下品。読みながら、中島らもを思い出した。どこが似ているかとつっこまれつと困るが。似ていない点は、中島らもが少しも女の匂いをさせないのに比べ、フランキーはやたらとセックスの匂いがその生活に漂っていること。女たらしの無頼派、って感じ。
やはり、女たらしでなければ、と感銘を受けた。もとい、カッコいいっていいなー、と思っちゃった。繰り返すが下品は、下品。美女も野球もまったく出てこない。
いまはギャンブル小説ばかりで編まれたアンソロジー『絶体絶命』を読んでいる。
阿刀田高や清水義範、星新一、と書き手は揃っているのに、面白くない、…。詰めが甘いんだろう。あまりドキドキしない。いつになったら絶体絶命になるんだろうか。
あるブキッシュな女の子と「今、何読んでる?」という話になって、僕が『絶体絶命』を読んでるんだよー、といったら彼女は「知ってる知ってる」と答えた。読んだら貸そうか、といったけれども、まああまり期待しないで待っててくだされ。
そのとき、僕は彼女がいま読んでいる本と交換することを考えた、そいつはロマンティックだろう!
(最初から考えていたわけではない。それほど段取りよく女の子を口説く術を考えているわけではないので。なんとなく、読んでいる本を訊ねて、彼女が知ってる、と答えたのでそう思ったまでなんだけど)
「何、読んでる?」
と訊ねた僕に、彼女の答えは、
「綾辻、『緋色の囁き』」
残念、オレ、前に読んでるんだよね。
仕方もなく、会話の持っていき場もないので僕は、
「犯人、教えたげよっか」
といった。
「サイテー」
といわれたけど、まあそうだよな。
ちなみに犯人は です。
『おかしなふたり 岡嶋二人盛衰記』を読みちょっと泣いた。
とてもブキッシュで、休み時間になるととても楽しそうな顔をして小説を読んでいる女の子の国語を一週間に一度だけ担当しているんだけれど、その子に勧められた『都会のトム&ソーヤ/はやみねかおる』を読んだ。
胡散臭いなー、と思いながら手に取った講談社現代新書の『若者殺しの時代/堀井憲一郎』はまあまあ面白かった。クリスマスがいつから恋人同士のイベントになったのか、ディズニーランドでのカウントダウンがいつからこんなに盛り上がるようになったのか、TVのトレンディードラマに携帯電話が登場したのはいつからか、…といったタームで、80年代から若者が大人の搾取の対象になりゆっくりと殺されていっているのだ、といった結論は、やや大仰な感じがしないでもないがある一時代を回顧し総括したものとして面白く読めた。
リリー・フランキーも読んだ。『東京タワー』ではなく、『美女と野球』。めちゃめちゃ下品。読みながら、中島らもを思い出した。どこが似ているかとつっこまれつと困るが。似ていない点は、中島らもが少しも女の匂いをさせないのに比べ、フランキーはやたらとセックスの匂いがその生活に漂っていること。女たらしの無頼派、って感じ。
やはり、女たらしでなければ、と感銘を受けた。もとい、カッコいいっていいなー、と思っちゃった。繰り返すが下品は、下品。美女も野球もまったく出てこない。
いまはギャンブル小説ばかりで編まれたアンソロジー『絶体絶命』を読んでいる。
阿刀田高や清水義範、星新一、と書き手は揃っているのに、面白くない、…。詰めが甘いんだろう。あまりドキドキしない。いつになったら絶体絶命になるんだろうか。
あるブキッシュな女の子と「今、何読んでる?」という話になって、僕が『絶体絶命』を読んでるんだよー、といったら彼女は「知ってる知ってる」と答えた。読んだら貸そうか、といったけれども、まああまり期待しないで待っててくだされ。
そのとき、僕は彼女がいま読んでいる本と交換することを考えた、そいつはロマンティックだろう!
(最初から考えていたわけではない。それほど段取りよく女の子を口説く術を考えているわけではないので。なんとなく、読んでいる本を訊ねて、彼女が知ってる、と答えたのでそう思ったまでなんだけど)
「何、読んでる?」
と訊ねた僕に、彼女の答えは、
「綾辻、『緋色の囁き』」
残念、オレ、前に読んでるんだよね。
仕方もなく、会話の持っていき場もないので僕は、
「犯人、教えたげよっか」
といった。
「サイテー」
といわれたけど、まあそうだよな。
ちなみに犯人は です。
ウソ。反転させたやろー。